離婚訴訟で勝つ準備　その1　別居期間

１　勝訴を意識した準備の重要性

「協議や調停」に関わらず、どこで決着するにせよ離婚の交渉を有利に進めたいと思うなら「訴訟で勝つ」を目的として準備を進めることをお勧めします。

それは、万が一「相手方が弁護士に依頼」した場合に、双方の主張を「訴訟を意識して協議を行う」訳ですが、そもそも「勝訴の見込みがない」のであれば、「協議や調停は有利に」進みやすくなります。

今回は、その中で重要な「３つのポイント」のうち「１つ」を紹介します

２　離婚理由としての「別居期間」とは

離婚理由として「別居」を挙げるのであれば「十分な別居期間」が必要となります

それは、離婚が認められる理由は「民法第770条」により「５つ」が認められており、「不貞行為」以外で多い理由は「婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」でございます

ただ、客観的に「婚姻を継続しがたい事由」を証明できないと、裁判所は「離婚を認めてくれない」ものです。

そこで「もう〇年も別居しており・・・」と示せれば、「なるほど、夫婦として機能していませんね」となり、離婚できる「可能性」が高まります。

ただ、十分な別居期間と判断されるためには「同居期間」との兼ね合いもありますので、一概には言えませんが「数年」は必要になるかと思います。

３　相手方が「別居を理由」に離婚を迫ってきたとき

逆に、「不倫やその他の行為」をしている「側が」別居を強行し、その上で「別居期間を理由に離婚」を迫ってくる事もございます

これは、一見して「離婚を焦っている人」に多い傾向がございますが、なにぶん「被害者側に落ち度がない」ため、「何としても離婚」するため、さらには「離婚原因を自分にしないため」さらには「あわよくば被害者側が悪くなるように」仕向けるために「別居自体を理由」に離婚を迫ってくるを指します

ただ、こちらも「認められるべき期間」を満たしていない以上は、「はい離婚」と即なる事もありませんが、ただ、「離婚を言い出した以上」は、既に戦いが始まってしまっておりますので、「相手方は引っ込みがつかない」状態になりやすくなります

しかしながら「不倫などが隠れている事がほとんど」である以上は「何としても離婚」は引き続き迫ってくる事を覚悟しなければなりません

４　別居期間で「時間を無駄にしない」ためには

「相手方が不倫」して、再婚をかなえるために「無駄な別居期間」を過ごすよりは、冷静に考えると「早く離婚した方が得」でございます

ただ、こういった方は「離婚に関する補償や養育費」等も「支払いたくない」と思っている人が大半でございます

それは、もちろん「不倫相手に使いたい」「再婚後の生活にとっておきたい」からだと思います

被害者からすれば「関係ない話」ではありますが、「養育費」はまだしも「慰謝料請求」は「不倫の証拠」がない限りは「認められるケース」はほとんどありません

したがいまして、「慰謝料」「養育費」「親権」「損害賠償請求」を叶えるためには「別居期間」を座して待つよりは、「浮気の証拠」を得て、有利に事を進めるほうが「1日でも早く第2の人生」を歩めますし、何より「誰が悪くて離婚」したかも明確に「残すこと」が出来ます

5　これらを踏まえた「探偵の選び方」

ですので、「将来にわたっての安心」を得るために「探偵事務所を活用」されることは非常に多い傾向にあります。

ただ、「違法な行為」を「しっかりと把握」していない探偵事務所に依頼されると、「探偵が違法な行為」により取得した証拠は「違法収集証拠」として除外されてしまうため、「とにかく法の順守と熟知」が「探偵を選ぶ時の最低条件」です。

弊社「たくみ探偵興信所」は、「下請けは一切使わず」さらに「調査員」全てに「司法書士」もしくは「司法試験予備試験」に対する「時間制限」を設けた「合格義務」を課しておりますため、「そもそも」日ごろからの自己研鑽を「業務」として課しております。

さらに、「警察官」等の「公務員」として「高いレベルでのコンプライアンス」に触れてきた者を採用しておりますので、この点も「素養」の意味で高い基準を設けております。

お困りの際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。