従業員の素行調査について
弊社福岡本社は、数多く法人様との契約がございます。
法人様の依頼で一番多い案件は「従業員の業務調査」です。
⓵外回りの従業員が本当に仕事をしているかどうか
⓶会社内の情報を外部に流出させていないか
大きく分けて二つになります。
福岡本社の双方の事例を紹介致します。
⓵従業員の配達ルートの追尾
依頼者・・60代会社(運送会社)経営者
対象者・・30代男性(配達ドライバー)
内容・・会社にお客様から荷物の未配達・遅配達の連絡が頻繫に有る。全部同じ配達ドライバーの配達エリア。又、荷物量も多くない為、依頼者は仕事をさぼっているとしか考えれない。
調査結果・・対象者配達トラックを業務開始時間より尾行開始。午前中は業務を行っている事を確認。しかし、午後からパチンコ屋へ入りを確認。計3回調査を行ったが全て(2・3・1.5時間)パチンコ屋に滞在を確認。
依頼者に事実をお伝えし、その後依頼者が対象者と面談を行った所、過去に数件荷物(ゲーム機)を質屋に入れ換金していた事実が発覚。
警察に被害届を提出し、対象者は懲戒解雇となり起訴された。
⓶営業先顧客流出調査
依頼者・・40代男性。(住宅リフォーム会社A「ソーラーパネル設置」経営者)
対象者・・営業員4名 結果40代女性営業員
内容・・ソーラーパネル設置契約が決まったお客様から、クーリングオフの連絡が相次ぐ。依頼者の従業員が理由を聞くと「違う会社の方が安い」という回答。
営業に来た時期を聞くと、契約日から数日の間に別の会社が営業に来ており、尚且つ、依頼者の会社の見積金額に比べ絶妙に値下げした金額を提示しており、依頼者は外部にお客様情報が漏洩しているとお考え。
調査結果・・8回に分け、各従業員を2回ずつ素行調査。そのうちの1回に40代女性従業員が勤務後、ファミリーレストランの駐車場で男性に封筒を渡している様子を確認。
その事実と男性の顔写真を依頼者に提供。
その後、依頼者と協議を重ねた結果、前回撮れた証拠では情報漏洩を立証するには足りないとのことから、調査員が依頼者の会社で短期で働く形で潜入調査を開始。(女性従業員が調査員の指導係にして、行動を共にさせる)
潜入調査で判明した事。女性従業員の前職が「住宅リフォーム会社B」に勤務していた(履歴書には書いていなかった)事が判明。
又、プライベートで食事をした際に、酔った女性が「住宅リフォーム会社B」の代表と交際している事実を話す。
その後、「住宅リフォーム会社B」の従業員が前回のファミリーレストランで写真を受け取っていた人物であることも判明。
依頼者にその事実をお伝えした結果、依頼者が対象者に対して懲戒解雇と損害賠償を求め、現在係争中。(進捗具合をお聞きすると、相手側が示談交渉をしてきている模様)
上記以外にも従業員の素行調査は数多くございます。会社経営者の立場からすると、自分の従業員は家族同然、調査依頼する事が後ろめたい・申し訳ないといった気持ちを皆さん持たれています。しかし、不審に感じた事が頻発するようでしたら、まず調査をするべきだと存じます。
従業員の素行調査は会社の信用・会社のお金を失う危険性があります。不正をした1人の従業員のせいで他の従業員の生活、会社の存続がかかってくるからです。
このような事でお困りの方は、「たくみ探偵興信所」までご連絡ください。